活動報告

総括質問 || 平成27年度第4回定例会

昨年、11月26日から20日間の会期で第4回定例市議会が開かれました。
その概要を紹介します。

「市民フォーラム」からは以下の質問をさせていただきました。

①経済対策と産業振興 ②子育て支援 ③各種イベント ④まちづくり
⑤ごみ屋敷 ⑥高齢者施策 ⑦選挙関連施策 ⑧平和行政
⑨福祉関連施策 ⑩道の駅 ⑪子育て支援施策 ⑫交通施策
⑬消防行政

丸山貞行 議員
「既存産業の振興」
〈問〉経済対策においては、新たな
企業誘致のほか、既存産業の振興や
支援策が重要です。少子高齢化によ
る社会構造の変化や経済のグローバ
ル化などによる大企業の事業所の移
転や撤退により、製造品出荷額が減
少していますが、今後もこうした経
済のグローバル化などの更なる進展
も予想されます。既存産業の振興策
について伺います。
〈答〉既存産業の支援を産業振興ビ
ジョンの柱のひとつに位置づけてお
り、短期サポート資金を創設しまし
た。中小企業の支援については、資
金面での支援とともに企業訪問によ
る現場の声を政策に反映させていく
予定です。今後もこうした点を踏ま
え、事業展開や施策の立案を図りた
いと考えています。

細野勝昭 議員
「本市の人口ビジョン」
〈問〉県内の自治体でも人口ビジョ
ンが策定され、雇用確保、転入者増
などの施策が発表されています。人
口減少社会の到来は、生き残りをか
けた戦いであり、都市間競争が激化
しており、雇用確保などのための就
労機会の創出は厳しい現状です。本
市の考え方を伺います。
〈答〉本市の人口ビジョンにおける
人口動向、減少要因などを踏まえ、
前橋版総合戦略を策定中です。総合
戦略は、人口減少の要因となる課題
を克服するための施策で構成してい
ます。なお、社会減対策に関する目
標として若者の就労対策が重要であ
り、就職情報を直接学生に提供する
など、新たな雇用創出に向けた取り
組みを検討しています。

三森和也 議員
「地域包括ケアシステムの構築」
〈問〉地域包括ケアシステムについ
て、前橋版CCRC構想では、地域
包括支援システムの新たな主体とし
て地域をリードすることや先進的な
地域包括ケアシステムのモデル地域
を目指すことで、市内の地域包括ケ
アにプラスの効果をもたらすとして
います。高齢者だけでなく子育て世
代などを含めた総合的なシステム構
築に向けた取り組みが必要と考えま
すが、見解を伺います。
〈答〉現状では超高齢社会への対応
が喫緊の課題となっており、地域包
括ケアシステムはおおむね高齢者を
中心に推進されています。本来は子
どもから高齢者まで全ての市民を対
象とした理念ですので、高齢者への
対応を基本としながら、総合的な体
制整備が必要であると考えます。

藤江彰 議員
「教育委員会と福祉部との連携」
〈問〉放課後子ども総合プランの中
で、子どもが放課後の学校で安全安
心に過ごせるよう、学校内に設置さ
れた放課後児童クラブと、同じ学校
内で実施されている放課後子ども教
室との連携を図ることが明記されま
した。教育委員会として、福祉部と
の連携の取り組みについて伺います。
〈答〉教育委員会では、放課後の小
学校の校庭において、指導員が子ど
もたちの遊びを支援する遊び場を放
課後子ども教室と位置づけて実施し
ており、敷地内に放課後児童クラブ
を設置している小学校も二十四校あ
ります。学校、遊び場、放課後児童
クラブ、福祉部、教育委員会の担当
者で意見交換や情報共有の機会を設
けることで調整を進めています。